【サムスン製スマートリング、バッテリーふくらみ救急搬送 YouTuberが報告】
(2025/9/30 ASCII.jp)
サムスンのスマートリングを使っていたら
リチウムイオンポリマー電池の膨張が起きてしまって指が締め付けられ
抜くことができなくなって救急搬送とのこと。
なんとか取る事ができたものの、遅れれば指が壊死しますし、
リチウムイオン電池が発火したらそれはそれでやはり指を失うことになりかねません。
6万円くらいはする製品ですが、
もともと充電400回目くらいから劣化が目に見えるようになって
バッテリーの寿命もそれほど続かないなんて話もあります。
安物買いのなんとかどころの話ではなくシャレにならない事故のリスクを考えたら
危うきに近寄らずを選択した方がよさそうです。
さて、自民党総裁選に絡んで先週こんな記事がありました。
【自民、神奈川で党員数訂正 800人超増える 総裁選投票資格】
自民党総裁選挙管理委員会は27日、総裁選の投票資格のある党員らの人数を訂正したと発表した。神奈川県が5万7344人から5万8170人に増えた。全国では91万5574人から91万6400人になったとした。
総裁選管は「一部党員の継続に関し、齟齬があった」と理由を説明した。
(2025/9/27 産経新聞)
そしてこの答え合わせとなる記事が文春から
【《衝撃スクープ》小泉進次郎の地元・神奈川県で高市派自民党員が離党させられていた「826人が勝手に…」前衆院議員が実名告白】
“ステマメール”問題に揺れる小泉進次郎陣営。そのお膝元の神奈川県の自民党員826人が、勝手に離党させられていたことが「週刊文春」の取材でわかった。
9月27日、党本部総裁選挙管理委員会名義で「党員投票選挙人数の訂正について」という発表がなされた。神奈川県の選挙人数が57344人ではなく、58170人だったというもの。理由は「一部党員の継続に関し、齟齬があったため」とされているが、実は党員の意思を確認することなく離党させられていたのだ。
神奈川県連関係者が明かす。
「神奈川9区の支部長を務めていた中山展宏前衆院議員が勧誘した多くの党員に、投票用紙が届いていなかったのです」
大量の高市派党員を“勝手に離党”
一体、何が起きたのか。中山氏に聞いた。
「9月26日、投票用紙が届いていない党員から連絡がありました。驚いて県連に確認すると、私がこの1年の間にお願いして党員になってもらった約1000人のうち826人が、今年6月に勝手に離党させられていたことが発覚したのです」
該当者には9月26日夕方、速達で投票用紙が郵送され、翌日には総裁選管理委員会が選挙人数の訂正を発表した。中山氏が続ける。
「私は昨年の総裁選では高市早苗議員を支持し、離党させられた党員の9割超が高市議員に投票した。今年は小林鷹之議員に入れる党員が多いようです」
つまり、大量の高市派党員が勝手に離党させられていたのだ。では、いったい誰がこのようなことをしたのか――。
配信中の「週刊文春 電子版」では、離党指示を出していた人物が何者なのか、大量離党についての神奈川県連の回答、石破茂首相退陣表明10日前に小泉氏が参加していた選対メンバーとの“極秘会食”、高市氏の立会演説会での“鹿蹴りスピーチ”を監修したスピーチライターなどについて報じている。
(2025/10/1 文春オンライン)
前回の総裁選で高市を支持した議員の勧誘した党員の9割近くが
勝手に党員から抹消されていたことになります。
党費を納めないとか党員自ら離党を手続するとかしなければ
離党させるという手続は起こり得ません。
産経の自民党の神奈川県連が800超の総裁選投票資格を戻したという記事は、
要するに
「総裁選対策で高市票を削った工作がバレてミスだったという事にして戻した」
という事になります。
前回の総裁選では高市早苗候補が党員票を一番集めていました。
対して岸破陣営は武田良太らの恫喝的な中間派議員寝返り工作が指摘されていました。
岸田派や菅義偉グループが結束することで
決選投票で議員票で石破茂が逆転するという形になりました。
今回の総裁選で高市早苗が党員票でダントツトップだった場合に
決選投票で菅岸破派が昨年と同様の手口で議員票でひっくり返した場合に
「それじゃ何のために党員投票ができるようにフルスペックの総裁選にしたんだ?」
という話になりかねません。
それに前回は高市では選挙に勝てないだの
不記載問題での再処分はしないから石破に投票してくれだの、
そうした寝返り工作が行われていたことも報じられています。
同じ手は今回の総裁選では通用しないでしょう。
「党員票でトップだったものを議員票でひっくり返していいのか?」
と当たり前の疑問を感じる場面になった場合に、
疑問を抱く議員達を小泉あるいは林に投票させるように説得する材料が弱いです。
保守系で高市支持の可能性が非常に高いであろう議員、
その議員の紹介で党員になった人達は高市に投票する可能性が非常に高いため、
ここを離党したことにして党員投票資格がないことにしてしまえば、
高市早苗への党員投票そのものを削る事ができる。
そのように考えてのものだろうと思います。
今回の総裁選、党員投票のハガキが届かないという党員の話がSNSでちらほら出ていました。
今回は神奈川県で前議員が自ら調べたからたまたま発覚したというだけの話で
全国でこのような工作が行われている可能性が全く否定できません。
小泉進次郞を軽い神輿として担いでいる
菅岸破派は自分達だけで権力と利権を独占するため
徹底的に党内右派を排除してきました。
そのため党の役員ポストも重要なところは菅岸破派で抑えてきました。
自分達が握った権力を手放さないために
菅岸破派による支配を継続させるために、
高市がトップになるであろう党員投票で高市票を削れば
小泉進次郞が総裁になることの障害となるものがなくなるはずだと。
そのように考えたのかもしれません。
元デジタル担当大臣でネットメディア局長で広報本部副本部長の
牧島かれんは今回の総裁選ではSNSの偽情報対策の担当者でもあります。
その牧島かれんがネット世論を偽装しようと小泉上げ、高市誹謗中傷の工作を指示していたメールが
漏れて文春にすっぱ抜かれたのがいわゆるステマ工作問題でした。
このステマ工作問題について小泉陣営は
全く実態調査をせず、詳細説明もせず、
また牧島かれんを処分せず、
その上で牧島かれん事務所の中の人が勝手にやった事にしました。
挙げ句に牧島かれんに脅迫のメールなどが殺到していたから
小泉進次郞陣営の広報班長をやめさせざるをえなかった
と被害者ポジションを取ることで実態の解明から逃げ、
またステマ工作の責任を取ったり処分を行ったりすることからも逃げました。
このステマの件でも
という問題があり、真っ先に実態の解明から逃げたため
・これまでの国政選挙でも同じ事をやっていたのではないか?
・これまでの総裁選でも同じ事をやっていたのではないか?
・外国勢力によるネット工作に適切な対策を打つ正当性が失われた
という事になっていてこれだけでも小泉進次郞陣営は
総裁選を辞退しなければ筋が通らない状態になっています。
今回新たに発覚した
「総裁選での高市支持となるであろう党員票を削る工作」
によって、小泉進次郞や林芳正らが菅岸破派のバックアップにより総裁になっても
国民からの信用は全く取り戻せない事は確実です。
万が一、菅岸破派が総裁選に勝って権力を握り続けることに成功しても
総選挙によって有権者から自民党が消滅させられることになるでしょう。
小泉陣営の次の手は神奈川県連内での手続ミスがあったと言い訳し、
それでも追及されるようなら
「高市支持の可能性が極めて高い党員の排除は(小泉純一郎の元秘書の)土井隆典神奈川県議が勝手にやったこと」
としてトカゲの尻尾切りを行って自分達の責任を誤魔化す手でしょう。
総裁選さえ勝ってしまえばなんでもやりたい放題だから問題ない。
菅岸破派はそのように考えているのでしょうが、
有権者は「汚すぎる小泉進次郞と自民党」としか見ないでしょう。
目先の利権と権力欲に囚われ
権力闘争となるとそういう一手先の事も考えられないのが
岸田文雄や菅義偉らの特徴でもあると言って良いでしょう。
ただでさえ政策議論では他の候補に全く勝ち目がなく、
カンペがなければなにも言えないなど、
政治家としての能力そのものが低く、
若いということとなんかイメージが良いという部分しか売りがない小泉進次郞が
今後は真っ黒な政治家というイメージを抱えていかなければならなくなるのですから、
小泉進次郞がこれからの議員生活を守りたいのなら
自民党総裁選から撤退するべきでしょう。
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