顔色を伺い曖昧にする政治を熟議の政治と言うらしい

政治


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まずは岩屋毅の記事から。

【岩屋前外相が新政権に注文「石破政権の熟議の政治受け継いで」】
自民党の岩屋毅前外務大臣は大分県内で会見を開き、新たに誕生した高市政権について「石破政権の熟議の政治を引き継いでほしい」との考えを示しました。

衆議院大分3区選出の岩屋毅議員が別府市で会見を行い、石破内閣の外務大臣として112の国や地域と会談したことなど、およそ1年にわたる職務を振り返りました。

また、新たに誕生した高市政権については「公明党の離脱は望ましいものではない」とした上で、「石破政権の熟議の政治を引き継いでほしい」「衆参ともに少数与党であることには変わりはないので、各党と対話を重ねて、丁寧な政治が必要」と述べました。

岩屋前大臣はまた、「仮に政権が右傾化すれば、アラートを発せざるをえない」との見解を示しました。
(2025/11/1 大分放送)

石破茂が辞めて早速後から撃ついつもの石破茂を披露したと思ったら、
こいつもやっぱり後から足を引っ張るだけでした。

石破内閣において重要閣僚だった岩屋毅は
全力で媚中したいけど米国に怒られそうだから曖昧にする
というような政治姿勢だったと言ってよいと思います。

・いざというところでは決断しないで結果的にどっち付かずを選ぶ
・中共様のご機嫌を取りたくて議論すらせず勝手に約束してくる

菅義偉、岸田文雄、石破茂。
この有害な三総理で行われた外交が
安倍晋三の残した大きな外交方針もあるし、
米国との同名の都合もあるしと渋々動いたものの、
結局の所は媚中という本来の彼らの方針に逆らうものであるので
ある程度曖昧にして誤魔化すというような形を取ってきたと言えます。

特に岩屋毅は中共へのゴマすりがあまりに露骨で
外務大臣として真っ先にやったのは
中共に媚びるために中国からの訪日客向けに
10年ビザ新設などの大幅緩和を一方的約束をして帰ってきて、
与党議員に対して岩屋毅の勝手な約束の追認を求めるということをやりました。

事前の政府内、与党内への根回しがゼロだったこともあり、
自民党内の保守系議員や世論の反発を受け、
さらには支持率を気にする石破茂内閣での先送りもあって
石破内閣では実現にこぎつけることができませんでした。

この一つの例でもおよそ熟議の政治と呼べるようなものではなかったと思います。

菅義偉、岸田文雄、石破茂は首相就任について
中共から祝電が贈られましたが、
高市早苗総理に対して中共は祝電を出しませんでした。

中共というのはある意味で彼の国の兵法書に従った動きを取ります。

無能や自分達に都合が良ければ褒めて持ち上げて評価を上げてやる。
自分達にとって邪魔になりそうならぞんざいに扱う事で相手国内での地位を維持しづらくさせる。

特に岸田文雄が実権を握り、軽い神輿の石破茂を総理にしていた
いわゆる岸破政権は
衆参の選挙で続けて大敗し、それでもなおも居座り続けようとする
自民党史上でも唯一の政権として醜態をさらしました。

中共は岸破政権が作り出した自民少数の現状なら
高市政権はすぐに潰れるはずだと考えたのでしょう。

これは宗教団体の利益のために作られた政党も同じ考えのように見えます。
もしかしたら全力で媚びまくってる中共から
10月6日にそのような指示があったのかもしれませんけど。

政治と金の話を建前にして一方的に連立解消をしたはずが、
直後に代表が高市失脚後は連立に復帰する可能性を示唆するなど、
あの宗教団体の利益のための政党が、
高市潰しを目的に連立解消に動いた事は間違いでしょう。

ところが

【高市内閣、50代以下の8割支持 国民民主党や参政党も吸収】
日本経済新聞社とテレビ東京は24~26日の世論調査で、高市早苗内閣がどのような人から支持を受けているか分析した。年代別では現役世代を中心に人気を集める。与党の支持層だけでなく国民民主党や参政党など野党の支持者も吸収する。

直近の石破茂内閣(2024年10月)のほか、岸田文雄内閣(21年10月)、菅義偉内閣(20年9月)の発足時と比較して、高市内閣がもつ支持の構造を探った。

高市内閣の支持率を世代別にみると、18?39歳81%、40・50代82%、60歳以上66%と、現役世代を中心に高い傾向をみせた。日経調査はサンプル数の関係で世代を3分割して支持動向を測っている。

石破内閣と比較すると、30代以下は倍以上の値を示した。菅内閣とは若い世代からの支持を受ける点で傾向が近い。岸田内閣は世代別で支持率の違いに特色がなかった。

現役世代は「氷河期世代」も含まれる。参院選で自民党から離れ、国民民主や参政党に流れた有権者が多い。

共同通信による参院選の出口調査(比例代表)をみると、30代以下の有権者で自民党に投票した人は国民民主や参政党を下回る。これまで自民党の弱点とみられていた世代の支持が戻ってきた可能性がある。

高市内閣は男女別でみると男性75%、女性73%とほぼ変わらなかった。石破内閣、菅内閣は女性のほうが高かった。
~以下省略~
(2025/10/27 日経新聞)

若者から壮年層までをまとめて完全に敵に回し、
50代以下での世代では支持率15%まで落ち込んでいた
岸破政権と違い、高市早苗政権についてはこれが一気に逆転。

安倍晋三政権が選挙に強かったのは
この50代以下の支持率が高かったことが理由でした。
それが菅義偉政権から雲行きが怪しくなり、
反安倍姿勢を隠さなくなり、
財務キャリア様の言う事が全て正であるという政策をやってきた
霞ヶ関ファーストの岸破政権では完全に諦められていたと言ってよいでしょう。

石破茂も岩屋毅も政権や党内の保守化が進むなら
これを認めない、許さない旨の主張していますが、
彼らの政治は国政選挙で有権者にはっきりと否定されたんです。

だからこそ菅岸破路線からの転換への強い期待もあって
高市内閣への強烈な支持への跳ね返りとして数字に出ていると言ってよいでしょう。

これで中共は「高市はすぐに潰せる」との考えを改めたのかもしれません。
10月31日のAPECに合わせて日中首脳会議が行われることになりました。

石破内閣と違い、

・中共のスパイ容疑で拘束されている邦人の早期釈放および在留邦人の安全確保を要求

・日本産の農畜産物への輸入規制の撤廃の早期実現のための協議促進の要求

・東シナ海での中共による行動のエスカレーションや海洋調査活動への懸念などにまず言及し
これについて中協側から防衛当局間の実効性ある危機管理と意思疎通を進める事の重要性の強調

・中共によるレアアース関連の輸出規制に言及しこちらも日中輸出管理対話など意思疎通の強化を進める事を確認

・台湾海峡の平和と安定が日本含む国際社会にとって重要であること

・南シナ海、香港、新疆ウイグル自治区等の状況に対する深刻な懸念を伝える

など、言うべきをはっきり言う外交になったと言えます。

中国様の機嫌を損ねたくないから言うべきを言わない。
それどころか中国様のご機嫌を取りたくて要求されたことを勝手に約束してきてしまう。
これが石破内閣のやってきた外交だったと言ってよいでしょう。

これも有権者からの不信を助長したと言えます。

全力で中共に媚びて政権の足を引っ張って来た政党が勝手に離脱したことも大きいと思います。
高市内閣になってからやっと主体的に外交を行う政治に戻るかもしれない。
有権者がそのように期待するところは小さくないと思います。

コメント

  1. KY より:

    シナチスに媚びても得する事は何も無いどころかその身を危うくするだけ、という事がシンパのオツムでは理解出来ないようですね。「裏切り者は絶対許さない」連中にいくら阿諛追従しても、その先に待っている運命に選択の余地はありません。

    • 常磐本線 より:

      KY様、各位

      裏切り者当該がどうなろうと、どうでも良いですが、その前に庶民が被害に遭うのですよ。
      銭だか女だか知りませんが、据え膳なんちゃの勢いで今だけ自分だけ・・・・・
      そんな、国家観の政治屋には国の舵取りが出来ますかね。
      昔から、「裏切り者許さん」は有ったと思うけど、許されるのはデビルマンだけ。

  2. ななしねこ より:

    故村山氏や岩屋氏と、国政に不適当な政治屋ばかりを送り込むことになっている大分。地元民として頭を抱えるばかり。もともと組織票が強い、野党が強いと言われ、安倍内閣で自民が強くなっていたのに、また岸田・石破内閣時代で元に戻って、吉田氏を当選させる地域に逆戻り。
    元々パチンコマネーが多かった大分。今では別府の旅館・ホテルや太陽光と中国マネーがだいぶ入ってきてるという噂もあり、岩屋氏の当選や媚中姿勢は噂を納得させるようだった。
    地方都市の勤労世代に、マトモな保守姿勢や政策を考える機会を高市内閣が与えてほしいと願うばかり。

    • nanashi より:

      大分は北海道、広島と並んで日教組の強い自治体といわれていますし、左派系の議員が当選し易い地域なのでしょう。
      広島もよく「保守王国」と言われていますが、全体的には宏池会の強い地域ですし、決して真の保守の強い地域とは言えません。

    • 茶請け 茶請け より:

      村山内閣では文部省を日教組と実質和解させ、癒着路線に傾かせていきました。
      前川産業の御曹司のスケベ野郎が事務次官になれるようになった原因とも言えます。
      大分では日教組が教員および教委の人選にまで介入しており、日教組が教員採用の実権を掌握。
      日教組の教員どもが自分の子弟を採用させることで大分県の教育界の閨閥化を進め教育の腐敗と教育関係予算の横領などの原因になりました。

  3. opqs より:

    >石破政権の熟議の政治を引き継いでほしい

    自分達がやってきたこと(勝手にビザの緩和を約束)を省みてから、言ってほしいものですね。

    岸田政権以降、制度を悪用(党議拘束や、勝手に疑問を切り上げて一任宣言)したことはあっても、熟議をしているようには全く見えませんでしたが。

    • 常磐本線 より:

      opqs様、各位

      バカここに極まり
      ゲルショッカーさんよ、国益になる事やったか?
      あんたの頭の中の妄想はいらない。
      (防)大臣の時の民間船の事故で身内を庇う事しない時点で「ダメだ、コリア」と思ったけど。

  4. nanashi より:

    今晩は。
    やはり「安倍晋三政権の継承」が正しいということなのでしょう。
    対中関係は「距離を置きつつ、交渉の窓口は敢えて開けておく」が正解なのでしょう。
    交渉に於いても「媚を売らず、言うべき事を確りと言う」を繰り返すべきでしょう。
    相手は嫌がるでしょうが、それで良いと思います。
    媚を売っても得られる利益なんて皆無ですから、相手にしない方が得策です。

  5. たまにはコメントしてみます。 より:

    >岩屋毅
    ほんと禄でもない人罪としか思えませんね!極悪腐れ外道アッチ系そのもの!
    …禁止されているのに野生動物にに餌をまいたりして、獣害になっても被害を受けた日本人には我慢しろとか言っている頭のおかしい気違いと同じにしか見えません。

    ブログ主も書かれていますし、方々から突っ込みされていますが、この野郎は誰にも調整もせず勝手に中国にビザの緩和とか言っていました。そんな野郎が熟議とか殴り倒してやろうか?としか思えません。クタバレイワヤ!

    そう云えば、自衛隊機に韓国が牡蛎管制レーダーを照射したときも勝手に不問にしたんだろうな…そうとしか思えん!

    >菅義偉、岸田文雄、石破茂。
    >この有害な三総理で行われた外交が
    この他に岩屋とか村上とか何人かいますが…財務省一族のアレ…宮沢だっけ?w
    で、社民の衆院の議員が離党したらしいですが、この自民を偽装している反高市腐れどもってのは日本には有害だけど社民とか立憲共産党にはとてもよく合うんじゃないかと思います。イヤマジデイイトオモウヨ!w

    そう云えば某「もえるあじあ」さんがまとめていましたけど…
    >>>
    岸田内閣で閣僚入りした高市さん、生放送で「大臣就任した日に『中国という言葉を出すな』と言われた」「通常国会にセキュリティクリアランスを入れた経済安全保障推進法を提出すると口が裂けても言わないでくれと言われました」
    <<<
    そんな事あったよね!
    まあ、岸田石破とかその系統の系列ってのは、とんでもねぇ~クソだってことですよ。事実が証明しています。これに公明党という癌がくっ付いていたんだから最悪だったわけですよ!…岸田石破があまりにも酷く目立つので野田聖子三原じゅん子系列の影が薄くなっていますが、これも岸田石破と同じくらいヤベェ~ですからね!忘れない様に書いときます。w

    珊瑚は大切に!ぱよぱよち~ん!

  6. f5 より:

     菅義偉氏は、安倍内閣を支えた人ですから、反安倍になるのは考えにくいところです。安倍氏の急な辞任のリリーフという色彩が強かったものの、昨今なんで岸田方面に偏るのか、やっぱり理解ができません。

     世間は、安倍政治を求めていただろうし、日本が取りうる道の至極まっとうな路線なのでしょう。それ以外に理由はないんじゃないんですかね。

     次期国政選挙で、自民にどのくらい票が戻るのか、国民民主や参政党がどのくらい削られるのか、ちょっと興味はあります。参政党も、早いとこ結果出さないと、自民に持ってかれますからね。

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