※トップ画像は首相官邸から引用
まずは目先の権力闘争の事しか考えず
自民党をボロボロにした岸破政権の後遺症の大きさがわかるお話から。
【野党の首相候補一本化「期間限定の内閣を」 立憲民主党の安住幹事長】
立憲民主党の安住淳幹事長は7日のBS日テレ番組で、臨時国会の首相指名選挙について、野党の候補一本化が必要との認識を改めて示した。「課題解決型で、ある程度の期間を決めた内閣はあり得る」と述べた。
ガソリン減税や政治改革などの政策課題を列挙し「野党、自民党も含めて、公明党も賛同してもらえるリーダーであれば、高市(早苗)さんとその方のどっちがいいか勝負するのはあってもいいと思う」と提案した。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は「憲法、エネルギー、安全保障、国家の基本理念をさて置いて、ただ高市さんに勝てばいいから集まるのでは国民から納得されない」と指摘した。
「首相指名さえクリアすればいいという論には立たない」と話した。「立民が本気になって党を割って日本の政治を変えると言ったら化学反応が起きるかもしれない」と語った。
榛葉氏は6日に自民党の麻生太郎副総裁と都内で会談した。榛葉氏は「103万円の壁の引き上げとガソリンの旧暫定税率の廃止をやってもらわないと困ると伝えに行った」と明かした。
日本維新の会の藤田文武共同代表は「首相指名は重い」と強調した。
(2025/10/7 日経新聞)
首班指名の件では
立憲・安住幹事長
「首班指名は野田代表にはこだわらず玉木代表も有力な候補だ」
国民・榛葉幹事長
「我々は誰かをやっつける政治じゃなくて政策実現、異なった主義・主張の政党と打算で数合わせで首班指名を一緒に行動をとることは考えてない」
と、前者は高市総理誕生をなんとしても阻止したい極左らしい考え。
後者は立民、共産、れ新らと手を組んだら票が一気に逃げる事を理解している
国民民主党の榛葉幹事長の考えとなります。
岸田文雄と岸田派を中心とした岸破政権が
目先の権力に拘り続けて一手先の事も考えないでやってきた結果、
衆院でも参院でも過半数割れとなっている現状があります。
公明党が高市総裁に首輪を付けようとして
連立離脱を言い出してごねているのは
「いいのか!俺達が連立を離脱して野党側についたらいつでも野党連立政権で安定多数の政権が作れる状態なんだぞ!」
という事情がある事によるところが非常に大きいと思います。
本当に衆院選大敗後も党内の権力闘争の事だけしか考えず、
なんの打開策も改善策もないままいたずらに時間を浪費して参議院選挙まで大敗した
岸破政権のやらかしは本当に極めて大きいと言えます。
というわけでいまのところこんな感じになっています。
石破茂、小泉進次郎らの活躍で衆院選で自民大敗、与党過半数割れ
↓
立民「野党は首班指名で野田佳彦に投票しろ!」と野党に要求
↓
~2025年通常国会終盤~
本当に内閣不信任案が成立しかねないことから
立民は毎国会出していた内閣不信任案提出を見送る事を決定。
↓
参議院選挙でも岸破政権は大敗し参議院でも与党過半数割れ
↓
選挙大敗の責任から逃げ回ってきた石破茂は本格的な居座りを開始
↓
石破茂の居座りを守りたいのか立民は不信任等せず様子見
↓
自民党史上初の除名された総裁という黒歴史を回避しようとしたのか石破がついに総裁辞意表明
↓
自民党総裁選実施
↓
高市早苗が新総裁に選出される
↓
立民は
「野田じゃなくてもいい、他の名前でも首班指名で野党が一丸となれれば」
と高市総理阻止のための野党共闘を主張
↓
日本維新の会 遠藤敬国対委員長
『この際玉木代表(国民民主党)にみんなで首班指名で名前を書いたらどうか』
と高市総理阻止のために共産党まで含めた野党での首班指名一本化のための策を提案
今の公明党の極端に強気な姿勢が
6日に駐日中国大使に会った後からのものなので、
もしかしたら立憲共産党などの日本ではなく隣の半島に軸足を置いていて
中共を宗主として仰ぐかのような姿勢を取ってきた政党に対して
中共が連立工作を仕掛けている可能性だって考えておく必要があります。
公明党も立憲共産社民れ新に参加する形、
つまりはかつての細川内閣の再現を狙っている可能性を警戒しておくべきでしょう。
しかも今度は小沢一郎ではなく中共のプロデュースで。
これまでずっと「野党は首班指名で野田と書け」と言ってきた立民も
共産党アンチ票で稼いで来た維新も共産党も含めて
高市総理を阻止するための野党共闘の方法を模索してなんとか阻止しようと
「金言を区切った内閣でもいい」
とまで言い出しています。
単純に見れば高市早苗で国の政策が左から真ん中に戻る可能性があることに
異常な程強い拒否反応を示しているということなんだろうとおもいます。
ただそれは建前で、中国大使との面会後に公明党がやたら強気でやってきている事を考えると、
どうしても最悪の可能性も頭に入れておかねばならないとブログ主は考えます。
こういう状況を作り出すことなんて考えもせず、
党内で権力を握り続ける事だけしか考えないで
党内での権力闘争だけに明け暮れる岸田文雄と岸田派を中心とした岸破体制が
どれほど有害なものであったか改めてはっきりしたと言っていいでしょう。
その上で、維新の節操の無さも相変わらずです。
大阪界隈で共産党批判で票を稼いできた維新ですが、
これまでも政局の都合で時々共産党と手を組んできました。
なので信用出来ないんですよね。
一方で高市総裁が苦境を打開するために
すぐに解散総選挙に打って出るのはほぼ不可能です。
国会というのは日程が第一です。
予算編成などを考えるとこの時期に解散を打つのはかなり難しいことになります。
ましてや岸破政権で霞ヶ関ファースト、官僚主導政権で組まれた予算です。
その編成作業すら途中でほっぽり出してたんですよね、仕事し内閣は。
予算編成の重要な時期に総裁選に没頭していた財務大臣には本当に呆れるしかありません。
岸田文雄らが実権を握って作った石破内閣は本当に仕事し内閣でした。
選挙の責任を取らずに居座り続けようとして
参議院選挙の総括を作るとか言って一ヶ月以上も時間稼ぎする日程を提示しておきながら、
その遅すぎる締め切りにすら間に合わずに引き延ばし、
結局は
「裏金がー!俺達に責任はない!強いて言うのなら党全体の責任だー!」
と自分達の責任を誤魔化す薄い内容でしかありませんでした。
自分達の責任を誤魔化すための数枚のレポートをまとめるのに
自分で言った一ヶ月先の締め切りすら守れなかったのが石破内閣でした。
数枚のレポート一つ作るのすら無駄に時間がかかっていた事を考えても
仕事ができ内閣だった事の証拠の一つと言うしかありません。
その上で重要閣僚である財務大臣が
まさか最後の最後まで仕事を疎かにして権力闘争最優先に徹するとは……。
こうして石破の居座りによって時間が浪費されて
自民党側に立て直すための時間すら残さなかった。
石破とその側近達から見ればこうして解散も打てない状態まで粘れば
俺達を引き摺り下ろせなくなるはずだという考えがあってこのような時間稼ぎをしたのでしょうけど、
本当に自分の事しか考えない最悪の内閣でした。
岸破政権のひどさは後世にも残しておくべきでしょう。
このツケも含めて高市早苗総裁にのしかかっている形になっていると言えます。
少なくともどこかで解散総選挙を打って衆議院だけでも過半数を取り返さないと
その都度公明党が裏切りるぞと脅しをかけて来て足を引っ張る事になるでしょう。
靖国に参拝しないからどうたらこうたらと煽るようなのが居たら
それは左翼か特亜の工作員だと思って切り捨てた方が良いでしょう。
真ん中に戻ろうとするだけでこれだけ攻撃されるのです。
安倍晋三のような凄腕の政治家はそう簡単には出て来れないんです。
それだけ媚中派や左翼が跋扈しているのが日本なのですから。
まともな国家観を持っている政治家はそれだけで貴重なのです。
私達有権者が高市総裁を守っていくしかありません。
さて、石破茂という総理が退任する前に
わざわざ自分の名前を歴史に残そうとしたいのか
80年見解を出そうとしています。
国会で公明党が石破総理に
80年談話を出すように要求したことで本格化したのですよね、この動き。
安倍晋三の70年談話でようやくピリオドを打ったのに、
これを上書きして特定アジアによる歴史問題を継続させよう、
日本人に未来永劫謝罪させ続けようという悪質な企みに見えます。
そんな石破茂は談話という形を党内からも強く拒否されたため
「見解」という個人の感想だという建前で発表する事を進めています。
見解だろうが談話だろうが日本の総理大臣の肩書きで出す以上、
世界に対しては
「日本が公式にこういう発表をしたぞ」
と受け取られることになりかねません。
【戦後80年見解、10日めど発表 石破首相、小泉談話たたき台に】
石破茂首相は7日夜、小泉純一郎元首相らと東京都内の日本料理店で会食した。同席した自民党の山崎拓元副総裁によると、石破氏は「戦後80年見解」について、10日をめどに発表したいとの考えを示した。小泉氏が2005年8月に公表した「戦後60年談話」をたたき台の一つにしたいとの意向も明らかにしたという。
山崎氏は会食後、記者団の取材に応じた。石破氏は戦後80年見解について、作家で日本維新の会参院幹事長の猪瀬直樹氏の著書「昭和16年夏の敗戦」を参考にするとも説明した。会食には武部勤元幹事長、赤沢亮正経済再生担当相も同席した。
(2025/10/7 時事通信)
安倍晋三総理(当時)の70年談話は本当によく考えられた内容で
これを打ち消すためにわざわざ60年談話をベースにしたものを出すようです。
実質的に自民党総裁をクビになった人間が、
総理をクビになる人間が
なんとしても自分の反安倍的歴史観、
日本悪しかれ論を日本に残していく、
日本と日本人の将来に楔を打ち込んでいく事を目的に動いているように見えます。
青山繁晴らの護る会が80年見解を出さないように
あらためて要請文を持っていったところ
4回目は面会も受け取りも石破茂側に拒否されたとのことです。
高市新総裁が不要と断言しているのに
なんとしてもクビになる前に80年見解を出してやるという姿勢の石破茂。
そしてこの石破茂の暴挙を
赤沢亮正ら側近は誰も止めようとしていませんし、
林芳正とかいう官房長官もなにもしていません。
かつて選挙で敗れ、
そのまま消えていく予定だった宮澤喜一内閣が
消滅寸前に出したのが河野談話でした。
慰安婦問題を対日歴史戦のツールとして利用していた韓国に対して
韓国側の主張に後付けでお墨付きを与える形を作ったのが河野談話でした。
日本は長い間この河野談話に苦しめられてきました。
クビになる総理がクビになる前に最後っ屁のように、
80年見解を出そうという動きを取り、
石破もその取り巻きも石破内閣の面々もだれも止めようとしてないのですから、
本当に無責任な人間を集めたのが石破内閣なのだなと呆れるしかありません。
党内権力闘争のことしか考えず石破内閣を生み出した岸田文雄と岸田派の罪は深いです。
コメント
決選投票が高市vs玉木になり…というのが、ワーストシナリオでしょうか。指名される側も、何も準備できてないでしょうが。最悪の状況は避けられるか…麻生頼みをいつまでも続けるわけにもイカンでしょうし。
首班指名選挙より先に明日が気になりますね。石破は高市新総裁に更なる「負の遺産」を残す気満々ですから。何としてでもポシャってほしいものですが。>金言を区切った<「期限を区切った」ですね。
>野党連立政権で安定多数
主義、主張も利害もばらばらで、本当に「安定」多数といえるのかどうか…
高市氏には、少数与党でも成果を出して、まずは国民の信を得て、その後の安定政権につなげていただければ、と思います。少数与党ですから、妥協や譲歩はせざるを得ませんが、地道に成果を積み重ねてほしい。
岸破政権の遺したお荷物が大きすぎますね。まずは自民党総裁が国会でスンナリ総理大臣指名とならない大問題は、まぎれもなくこの岸破政権が作ったものです!本人たちはバカだから、全く自覚がない。おまけに石破のバカは、今しも自分の政権の火が消えようとしている折に80年談話を出すとわめいている。本当に手が付けられないバカですね。