この程度に1ヶ月以上かかる実力と考えたら

政治


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昨日、岸破執行部が居座るための時間稼ぎをしまくった上で
ようやく参議院選挙の総括とやらが発表されました。

党支持層の縮小などを選挙戦における敗因と指摘し、
「政治とカネ」の問題や現金給付の公約の不発などが自民離れを招いたと、
予想通りの内容で石破茂総裁の責任や執行部の責任は明記を避けたようです。

そして石破茂とかいう人は

「国民の期待に応えることができなかったこと、ひとえに私の責任だ。深く深くお詫する。地位に恋々とするものではない。しがみつくつもりは全くない。然るべき時にきちんとした決断をする」

と口ではかろうじて自分の責任だとは言ったものの、
しっかり辞任という言葉は使わないようにしています。

これはかつての民主党政権の時に仲間の議員達も騙して居座り続けようとした菅直人と同じです。

そしてこの両院議員総会後には改めて居座り続けることを記者達に明らかにしています。

まずは今回の総括とやらをまとめた人達は以下の通り。

要するに森山裕、岸田派、菅義偉と神奈川閥の岸破政権執行部の皆様ってことですね。

その敗因分析とやらを報告書からちょっと抜き出してみます。

ちなみに元の報告書は文書内容のコピペなどができないようにされています。
中身を引用されて困るような報告書なら出さなきゃいいでしょうに……。

というわけで敗因とやらの部分から見出しだけ引用します。

――
■1)支持率・投票動向・選挙結果からみる敗戦の主な要因

1石破内閣の支持率低迷により自民党の基礎体力が低下した
2縮んだ自民党支持層も固め切れなかった
3無党派層への訴求力も不足した
4若年層・現役世代と一部保守層の流出を招いた

■2)自民党離れを招いたと考えられる経緯と要因

1経済・暮らしの厳しい現状に十分寄り添えなかった
2現状の物価高対策が国民に刺さらず、争点設定も不発であった
3「政治とカネ」を巡る不祥事により信頼を喪失した
4少数与党での政権運営により党の独自性を示せなかった
5国民の声を聴く活動の不足、説明不足により国民の意識とのズレを生じた
6都議選敗北と選挙中の不用意発言により負のアナウンス効果を生じさせた
7若年層・現役世代と一部保守層の流出、支持離れを生じさせた
8閉塞感を持つ国民に対し、十分なビジョンを示しきれなかった
9発信力が弱く、デジタル対応においても遅れを取った

――

全体としては今回の総括委員会は予想通りではありますが、
石破茂ら執行部の直接責任には言及しないようにしつつ、
「どうやって自分達の責任を党全体の責任にするか」
を考えたものだと言えます。

総括委員会は石破内閣の支持率低迷による自民支持率低下について以下のように書いています。

――
石破内閣は、昨年10月の発足直後に衆議院を解散し、第50回衆議院議員総選挙が施行されたが、与党過半数割れの敗北となり、以降、少数与党としての政権運営を余儀なくされた。
予算、法案共に野党の要求をのむ形で成立に漕ぎつけたものの、実績を国民にアピールする力が弱体化し、内閣支持率の低迷、不支持が支持を上回る状況が続いた。
内閣支持率の低迷に伴い、自民党支持率も下降傾向となり、前回参議院選挙(3年前)では、30%台後半から40%台を維持し、他の政党の支持率に対しても2倍以上の優勢を保っていたところが、20%台から30%台へと、約10%程度低下した状況で参議院選挙を迎えることとなった。
この政党支持率の低下は、まさに自民党の基礎体力の低下そのものであり、土台となる基礎票の減少を表すものであった。

――

総括ののっけからこれですよ。

衆議院選で敗北して少数与党としての政権運営を余儀なくされたから云々と。
要するに「少数与党だったからー!」が参議院選挙敗北の根本にあるのだそうです。

いや、その衆議院選挙の敗北を受けて責任を取らずに居座る選択をしたのは石破執行部ですよ。

訴求力不足だってそりゃ具体的な政策を出すのではなく、
「いかに政権を維持するか」
だけで行動していたら訴求力もへったくれもないでしょうよ。

相変わらず「裏金ガー!」を敗因に入れていますが、
NHKなどの出口調査で不記載の件は判断基準にして投票した人達はほとんどおらず、
外国人政策、生活等々他の理由を主な判断基準していたことが明らかになっています。

不記載問題だって司法が捜査に入って
指摘されて訂正すべきを訂正し違法性はないと判断されたものは不起訴。
アウトな人は起訴されています。

司法による判定を受けた上で
不記載が指摘された議員について
岸田文雄総理(当時)は自民党総裁として、
党内左派は不問とし、親安倍系だけに対して
1年間の党員資格停止や除名などの処分を科しました。

ところが石破内閣は石破茂と小泉進次郞が特に積極的に
マスゴミウケを狙ってマスゴミが言うからと
不記載が指摘された議員のうち、親安倍系にだけ処分をさらにおかわりする事を選択しました。

一度党として最終処分を決定したはずなのに
蒸し返して再度処分を行ったのが石破内閣ですよ。

およそ法治国家にあるまじき姿勢を見せたのですから
こんな連中には期待できないとそっぽを向く有権者だっていたことでしょう。

それで今回の参議院選挙の総括では
不記載問題について処分が甘かった、足りなかったかのような言い訳をして
これを大きな敗因の一つに入れるのは
「いかにして他に責任をなすりつけるか」
これを基本に考えられたものとしか思えません。

今回の岸破政権執行部による参議院選挙総括は
ものすごくざっくりまとめてしまうと、

・石破や執行部の責任には言及しない

・石破や執行部の責任を曖昧化するため責任は党全体にあるとする

・参議院選挙の出口調査の実態を無視した敗因分析から今後の対策を出している

という形になっています。

「石破には責任はないんだよ!悪いのは裏金問題とか党全体なの!石破は少数与党で苦しい政権運営の中がんばったの!」

こんなことを言われて
選挙のためにがんばってきた候補者本人だけでなく、
地方議員、後援会、自民党員らが納得できるでしょうか?
むしろ愚弄されたと思うでしょう。

昨年の衆議院選挙だって
1200万円の不記載が判明していた武田良太は公認しておきながら、
(武田良太は二階派の番頭として総裁選では石破へ投票するように恫喝して回っていたと一部で指摘されていた人物)
親安倍系は12万円の単なる記載漏れですら裏金判定で非公認決定。

そんな露骨なダブスタを見せつけられた人達が
その後も反省なく自分達の苦境は裏金議員のせいだとか岸破どもが抜かすのを見て
自民党のためにがんばろうなんてなるわけがありませんよ。

総括の内容は文書にして11枚。
本当にスッカスカな内容でした。

時間稼ぎと責任転嫁しか考えてなくて
無駄に時間を掛けただけなのでしょうが、
素直にこの薄い内容でまとめるのに一ヶ月以上かかる程度なら
それこそ岸破政権執行部は能力が無さすぎるので
今すぐ全員辞めるべきでしょう。

コメント

  1. 未来にき より:

    今後の政局予想として

    9/8午後に臨時総裁選開催に必要な議員+各県代表数が集まる

    マスゴミの内閣支持率上昇を過信する石破は、臨時総裁選をやる位なら、と衆院解散を選択

    内閣の発議により臨時国会を召集・冒頭解散(投票日はなるべく遅く10月上旬に設定)

    選挙結果は自民150(-45)、立民120(-30)、公明・維新・共産・れいわ・社民は現状維持(併せて80)、国民50(+23)・参政50(+47)・保守5(+2)、無所属10(総計465)

    自民党惨敗でも石破は辞職を宣言せず。
    自民党選挙管理委員会は、総選挙後30日以内に特別国会を召集しないといけない(憲法54条1項)ことを理由に両院の議員投票による総裁選実施を決定(フルスペック総裁選を回避)

    石破は立候補できず小泉と高市の争いとなるが、岸田・菅の支援を受ける小泉が自民党総裁に選出される。

    10月中下旬にかけて野党との連立工作が続く。
    国民玉木が連立に乗り気だが、自民+公明+国民でも衆院は過半数に届かず(150+25+50=225)、石破と同じ少数与党として何回かの首班指名投票を経て小泉政権が成立(なお参院は自民+公明+国民で過半数を確保)

    マスゴミは小泉を持ち上げるが、岸田~石破から続く売国政策は継続し内閣支持率は低迷。
    トランプ米政権との折り合いも悪く、米国の高関税で経済も低迷。
    しかし次の選挙は3年後なので、国民にとっては最悪の時期が続く。

    ※考えてて眩暈がしてきた。我が国おWAった?

    • 未来にき より:

      石破がゴミなのは当然として、自民党選挙管理委員庁の逢沢一郎が売国ゴミカスなのが致命的。
      自民党総裁選挙は党員投票ありの場合は選挙期間15日なので、衆院投票日~特別国会召集までの30日間に実施できないことはない。
      でも、これまでの経緯を見る限り、逢沢は高市が優勢となるフルスペック総裁選挙は回避しようとするだろうな。
      まあ、総選挙で逢沢が落選すればワンチャンあるかもだけど。
      岡山1区の有権者はなんとか逢沢を落選させてくれ。頼む。

    • 茶請け 茶請け より:

      >マスゴミの内閣支持率上昇を過信する石破は、臨時総裁選をやる位なら、と衆院解散を選択

      まずこの部分がありえないです。
      国会開いてないので解散手続が選べません。
      やるためには国会招集手続も必要になります。
      ですがすでに閣内から12人が実名を明らかにして総裁選実施すべしと表明していますし、
      本当に解散をしようとするのなら閣内からほとんどの議員が反対にまわります。
      そうなると閣僚ほとんどを罷免して石破本人が兼任する手続を取る必要があります。
      そうなる前に臨時総裁選が行われ新総裁が選出され、石破茂は総裁を罷免され反党行為として除名されるでしょう。
      (森山、石破がこれまで党内右派議員を一方的に除名してきたのが自分達に返っていくのです)

      ですのでご安心ください。
      あなたがここに書かれていることはるまずありえないと断言できますから。

      • 未来にき より:

        それなら安心できます。有難うございます。
        フルスペック総裁選挙が実施されて高市氏が当選するのがベストですからね。

        ※石破が罷免した閣僚を兼務して解散を強行→石破ならやりそうな気もするが・・・そうならないことを強く希望します。

        • 茶請け 茶請け より:

          >※石破が罷免した閣僚を兼務して解散を強行→石破ならやりそうな気もするが・・・そうならないことを強く希望します。

          ここまで書いておいてこういうことを書くのもなんですが、
          嫁さんが石破の暴走を加速させるだけの人のようで0じゃないんですよね。
          石破だけじゃなくて嫁もファーストレディという肩書きに酔ってるだけの人ですから。
          だから外遊に同行した際にTPOを弁えない衣装で押し通しましたし。
          (普通は外務省の職員にTPOに合わせた衣装を先に調べさせて用意するもんですけどね)
          菅直人の嫁さんも菅直人の暴走をむしろ褒めて自信にさせてた人でしたけど、
          嫁まで菅直人の再来ってどうなんでしょうかね?

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