多額の税金をつぎ込んでも住民のスポーツ振興の足を引っ張るだけ

政治


人気ブログランキングに参加しています。
人気ブログランキングへ

11月9日投開票の葛飾区議選、葛飾区長選が行われているようなのですが、
その件で日本共産党がまたお得意の公選法違反をしていました。

https://twitter.com/hezuruy/status/1985126394545004754

へずまりゅう氏が指摘しているこの写真では
候補者が名入りタスキ、
そしてなぜか二連ポスターを看板にしています。

そして日本共産党らしく都合の悪い事については
なんの根拠も示さずデマだと言って誤魔化す。
そんないつもの手口も使われています。

選挙期間中でなければ名入りタスキは公選法違反になります。

選挙期間中であれば二連ポスターで宣伝という政治活動は公選法違反となります。

よってこのへずまりゅう氏のアップした画像というのは
「どうやっても日本共産党の公選法違反の証拠画像」
ということになると言ってよいでしょう。

反論する人もいるでしょうから、
あえて左翼の広報チラシ状態の東京新聞の記事からもソースを出しておきましょう。

ほら、やっぱりポスター掲示はアウト。

さらにこちらの方のポストでは

候補者と共産党代表の二連の幟まで使っていたことがわかります。

日本共産党って本当にやりたい放題ですね。
選挙の度になにかしら日本共産党の公選法違反が指摘されているのですから
警察はいい加減に仕事をしろと言いたいです。

さて、葛飾区と言えばやはり税リーグ問題に触れないわけにはいきません。

J3にすら入れていない南葛SCというサッカークラブがあるのですが、
そこのために葛飾区は500億円の超ビッグプロジェクトを動かしています。

南葛SCのためにJリーグ基準、特にJ1基準を満たした
サッカースタジアムを新小岩駅の北側、バスロータリーから東に行ったところにある
東新小岩運動場の敷地に作ろうとのこと。

葛飾区は南葛飾と言われる地域を南葛ということで
キャプテン翼の聖地みたいなことにして知名度を上げようとしてきました。

これもその一環ということのようです。

建設費としては200億円程度と予想されているようです。
ですがスタジアム建設が検討の段階であるにもかかわらず、
すでに土地は約325億円で購入済みというメチャクチャな話になっています。

そしてJ1基準のサッカースタジアム設置のために、
現在ある野球場、サッカー場、テニスコート、陸上トラックが消滅する予定でもあります。

Jリーグの最大の問題は「スタジアム基準」という
川淵三郎らが作ってきた異常な基準にあります。

天然芝でサッカーやりたいから天然芝じゃなきゃだめ!
屋根がないとダメ!

この基準が大問題なのです。

天然芝限定となることで
「Jリーグの試合以外ではほとんどを芝の養生期間としてしまうためほとんど稼働できない」
これが最大の問題なのです。

月に2試合程度しかないJリーグの試合のためだけに
スタジアムを他が使えなくなるのです。

使えても年間にわずかな日数にしかならないのです。

ですので複数のJリーグクラブがいる横浜市なんて
市主催の少年サッカー大会の決勝を
プロ野球のDeNAベイスターズの本拠地である横浜スタジアムでやっていたりするのです。

そして屋根付きであることを条件としていて
屋根がないとJリーグから「ライセンス違反のスタジアム」として
制裁対象とされてしまいます。

Jリーグ基準の屋根はその構造上非常に無駄にお金がかかります。

広範囲を覆いつつ、観客席とサッカーコートの間に
観戦の邪魔にならないようになるべく柱が存在しないような構造にするためには
より高い強度を確保する必要があり複雑な設計や素材等々も費用が跳ね上がります。

まして新設のスタジアムであればJリーグ基準では全席を屋根が覆っていなければなりません。
これは非常にコストがかかりますし、維持費だってかかります。

しかしながら月に2試合程度しか使われないのです。

そしてJリーグクラブは試合をやったときだけ
そのチケット収入の中からいくらかのスタジアム利用料を払うだけとなります。

このためJリーグ基準を満たしたスタジアムを建ててしまうと……。

・Jリーグの試合のための天然芝の養生が必要となるためほとんど他に使用できなくなる

という致命的な問題が発生します。
このためただでさえJリーグクラブからのスタジアム利用料収入が
しかも月2試合程度で期待できない上に
スタジアムそのものの稼働率が低すぎて利益が出せず赤字になるのです。

川淵三郎が博報堂と立ち上げたJリーグ百年構想というものは
その実態は税金にたかってやりくりしていこうというものでしかありません。

川淵三郎のナベツネへの強烈な対抗心からなのか、
Jリーグはスポンサー名を前面に出させないようにしていますので
スポンサー企業も本腰を入れづらいですし、
試合数も少ないので試合によるスタジアム経営の黒字化もほぼ期待できません。

さらには昇降格制度によって
選手を育成するような余裕もほとんどありません。

ですのでJリーグのチームというのは選手が傭兵と化してしまい、
3年もあれば選手のほぼ全員が入れ替わっているような事も起きるのです。

結局、ほとんどのクラブはよっぽど金をつぎ込んでくれるオーナー企業がなかったら
税金にたかって生きていくしかなくなります。

Jリーグが税リーグと揶揄されるのはこのためです。

これが昇降格も廃止して芝生も人工芝にして
シーズン中は週に4試合やっているのだったら
チケット収入でやりくりできるかもしれません。

現にプロ野球はそうやってシーズン中は週に4~6試合やっているわけですから。

天然芝の養生のために住民にほとんど開放されないスタジアム。
しかも地域住民が利用してきた野球場、陸上トラック、テニスコートなどを
まとめて潰して設置するのです。
そんなのが地域のスポーツ振興にプラスに働くと思いますか?

しかも現状でおそらく500億円を超えるであろうコスト。

ここに毎年の維持費も税金で負担し続けることになります。

Jリーグの決めたルールのどれもこれもが
クラブそのものの収入を減らして
より税金への依存を強める方向にしか働きません。

しかも天然芝養生のためにサッカーコートの部分は
地元住民が利用できる日数が一気に減るのです。

これを無駄と呼ばずになんと呼ぶのでしょうか?

その他色々と税リーグには問題がありますが、
それは今回は割愛します。

Jリーグ基準のサッカースタジアムを建てるのなら
陸上トラックや野球場やアリーナの方がよっぽど住民のスポーツ振興にプラスになります。

要するに現状のままの方が何十倍もマシと言っていいでしょう。

税リーグのためにお金を使うのは無駄でしかありません。
そこでこれまでJリーグ側は
「いいのか!見捨てたらお前の地元からJリーグクラブが消えるぞ!」
等の脅しでなんとかしてきました。

ですがこの2~3年は流れが変わってきていて
Jリーグ≒税金食い
という事実認識が広がってきました。

葛飾区の周回遅れっぷりには呆れるしかありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました