※トップ画像は7月の参議院選挙で初日に石破茂が応援に入った先
派閥には選挙互助会としての機能、
意見調整、集約としての機能、
勉強会としての機能がありました。
岸田文雄は岸田派による党内の権力争いを有利にするために
オールドメディアの派閥批判に乗っかって派閥解散を言い出して、
他の派閥を解散させていきました。
ですが岸田派はというと派閥を偽装解散しているだけで、
選挙互助会としての機能はきっちり残してきました。
2025年9月22日 辛坊治郎ズームそこまで言うか!
のラジオ番組内で石原伸晃がこう言っています。
――
(総裁選での林芳正について)
今、宏池会は派閥はなくなりましたけども、
議員の集まりとして互いに選挙助け合おうよみたいな、
互助会としての宏池会ってのはあるんですよ。
その互助会の今の表紙は岸田さんですけども、
早く岸田さんにはもういっこ、会長くらいに上がって貰って、
自分が岸田さんがやってた宏池会の社長だってことをこうアピールする
そういう考えもやっぱりあるんじゃないですか?
――
(※ラジオ情報タレコミに感謝!)
今回も岸田派は派閥としてしっかり動いていました。
そして総裁選の決選投票ではやはり小泉進次郞に全員で投票し、
菅義偉や旧二階派の連中、党内の左翼系と手を組んで多数派を形成し、
決選投票で党員票の差など押し切って勝つ予定だったのでしょう。
林芳正陣営も決選投票で小泉に投票しろという場合のサインを決めていたものの
そのサインに従わない議員が出たことで
議員票でも高市が勝つ結果となりました。
前回の総裁選では岸田派や菅義偉グループが
恫喝的にかなりの圧力をかけて
石破茂へ投票させるようにしていたと言われています。
特にその代表だったのが不記載問題を抱えながらも、
岸破執行部が党の候補として公認した武田良太と言われています。
今回は武田良太が落選している事などから、
積極的にそうした工作をする人間が減ったと、
それで菅岸破派という党内左翼グループの権力を維持するために、
岸破政権という左翼政権を継続させるために、
高市早苗を総裁にするのなら連立離脱するぞと
直接公明党が圧力をかけていました。
オールドメディアは公明党とその基盤の宗教団体に配慮しているのか、
この件についてあまり公明党を批判していないように見えます。
露骨な介入を行っていたのに批判されないのですから、
オールドメディアの腐敗っぷりを示す一例と言って良いのではないでしょうか?
話を戻しましょう。
前回総裁選やその後の石破内閣時代と同様に
公認権なども盾に恫喝的な寝返り工作も行われていたのでしょう。
「高市早苗が圧倒的に党員票を集めた」
「麻生が麻生派に党員票トップに集める事を通達している」
これで菅岸破派から少なくない造反が出た形です。
菅岸破派の悪質な締め付けよりも
党員票という現実の選挙に直結しかねない数字の影響力が大きかったのでしょう。
さて、まずは公明党の記事から
【「懸念点の解消なければ連立組めない」公明党・斉藤代表が高市新総裁に伝達】
公明党の斉藤代表は自民党の高市新総裁と会談し、靖国参拝や外国人政策などをめぐる懸念点を伝え、解消できなければ連立政権は組めないとの考えを伝達しました。
公明党の斉藤代表はきょう(4日)午後、党の施設で高市新総裁とおよそ30分間会談しました。
このなかで斉藤氏は、企業・団体献金の規制強化や靖国参拝をめぐる歴史認識、外国人との共生や野党との連立拡大といった連立を組む上での懸念点を高市氏に伝えました。
公明党 斉藤代表
「我が党の支持者の方々からも大きな不安や懸念があるということを率直に申し上げ、その解消なくしては連立政権はないということを申し上げた」
そのうえで、斉藤氏と高市氏は来週早々にも連立を組むうえでの懸念点の解消に向け、両党幹部による政策協議をおこなうことで合意しました。
(2025/10/4 TBS)
お?連立離脱ですか?どうぞどうぞ。
創価学会は1つの選挙区でも1.5万票は底上げするとかなんとか、
そういうかなり大げさな数字でもって
自民党の選挙に弱い議員達を操ってきたと言っても過言ではありません。
ですが公明党の母体の宗教団体も世代交代が進み、
年を経る毎に集票能力が落ちています。
婦人部がとくに左翼政策や表現規制などで強硬姿勢ですが、
特に若い会員達の多くはそうではないわけです。
けして一枚岩ではないうえに団体のカリスマ的指導者が最近亡くなってしまいました。
こうなってくると格段に結束力が落ちるのは必然と言えます。
公明党が連立を解消してくれると、
むしろ自民に戻ってくる可能性のある真ん中から右側の票もあると思います。
なにより公明党がいた事で連立できなかった選択肢も
連立の選択肢に入ってくる可能性もあるわけで、
それこそ政界の左側にとって
都合の悪い話になりそうな再編も起きかねないのではないでしょうか?
連立と言えば、今回の総裁選では
決選投票での議員票引きはがし勝利を織り込んでいたのか、
【麻生太郎氏に国民民主の榛葉賀津也幹事長が面会 「漫画借りに行った」】
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は3日の記者会見で、自民党の麻生太郎最高顧問と最近面会したかどうか問われ「会ったことはある」と語った。自民は総裁選後の連立枠組み拡大を模索しており、意見を交わした可能性がある。
ただ榛葉氏は、講談師が主人公の漫画「ひらばのひと」を借りに行ったと説明。「7巻を貸してほしいと会いに行ったが、麻生氏から『6巻までしか(出版されてい)ないぞ』といわれ、帰った」と述べ、けむに巻いた。麻生氏は漫画好きで知られる。
(2025/10/3 産経新聞)
事前に麻生太郎が国民民主党の榛葉幹事長と面会していたのは
高市政権を睨んでのものだったのかもしれません。
公明党さんが出て行って国民民主党に入れ替わってくれると、
むしろ積極財政やりやすくなると思います。
一手先を睨んで動く麻生太郎元総理の老獪さには脱帽です。
コメント
今更ながら改めて、女性総裁、そして、ほぼ確実に女性総理の登場ということについて。
言うまでもなく、日本憲政史上初のことであり、もっと大袈裟に言えば、徳川幕藩体制以前から続く権力構造のトップに女性がつくということです。この歴史上の大きなエポックの目撃者として立ち会える幸運を喜んでいます。
「ガラスの天井」が破られたことでもあります。
なのに、一部の世間の人達は冷ややかです。あれだけ、「女性が」、「女性は」と言いながら。
高市総裁の魅力の一つは、「聞かせる力」です。語るべきことを国民に向かって堂々と言う。それもにこやかに。大した人物です。期待が高まるのは当然でしょう。
大した人物と言えば、書かれている麻生氏、榛葉氏の漫画の貸し借り会話。
これぞ、おとなの政治家の会話と感じ入っています。
くだらない質問を煙に巻きながら、ウイットを効かした喋り。麻生、榛葉氏のダンディズム、見事なものです。
今まで、「聞く力」だとか、軽い意味のない言葉をぺらぺら喋る連中に辟易していましたので、政治の世界にリーダーとしての、大人としての言葉が回復しそうで楽しみにしているところです。
さて、公明党、
「もう出て行け」。この政党もパラサイト(寄生虫)ですからね。自民党に汗をかかせて、成果を誇るのは自分達。もう十分です。
PS. 〉一枚岩ではないうえに団体のカリスマ的指導者が最近亡くなってしまいました。
誰のことでしょう。気になりましたので教えていただけませんか。