中革連の勝者は公明

政治


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今回の総選挙は高市自民の歴史的大勝となりましたが、
負け側の中革連についてちょっと見てみますと、

公明党系→24から28人全員当選
立民系→148から21人に

公明党はまんまと立憲民主党の比例票を食って生き残り、
立憲民主党の方は見事に利用された形になっています。

立憲民主党の支持母体である連合。
その連合の雇われ会長の芳野氏がこんなことを言っているようです。

【連合・芳野会長「中道の批判控えて」 国民民主・玉木代表に要請】
連合の芳野友子会長は9日の記者会見で、国民民主党の玉木雄一郎代表に中道改革連合の批判を控えるよう求めたことを明かした。衆院選を終えて同日に玉木氏と会談した際に伝えたという。

連合は国民民主と中道を支援する。8日投開票の衆院選でも両党の候補者を推薦した。芳野氏は選挙期間中に、国民民主幹部による中道に批判的な発言で「現場が混乱した」と指摘した。「身内の中ではお控えいただきたい」と述べた。

国民民主の榛葉賀津也幹事長は6日の大阪市内の演説で、立憲民主党と公明党が中道を結党したことに触れ「1足す1が0.5になっちゃった」と例えた。
(2026/2/9 日経新聞)

野田佳彦が立民と公明の合併の発表の際に
記者からの突然の合併というツッコミに、
自民党総裁選が行われている時から
立民と公明で裏で話を進めていたことを明らかにしていました。

【半年前から水面下で交渉、極秘会談 立憲・公明が新党結成に至るまで】
 立憲民主党と公明党が衆院選に向けて新党結成で合意した。急転直下の展開となったが、両党関係者は半年近く前からひそかに接触を重ねてきた。衆院解散報道の2日後にあった極秘の党首会談を契機に、決断に至った。

 「(自民党が昨年秋に)総裁選挙をやってる最中ぐらいから、公明党とは水面下で協議を進めてきた。急に浮き上がってきた話ではない」
~以下会員専用~
(2026/1/15 毎日新聞)

野田佳彦はこの自分の発言のヤバさに後から気付いて発言を取り消したようですが。

公明党としては石破が勝った前回の自民党総裁選のように
岸田派や武田良太らが
「高市を勝たせたら公明党の票はもらえなくなるぞ」
と党内の中間派を脅して引き締めをかけようにも、
武田良太まで落選していて
そこまでの引き締めがしきれないと考えたのでしょう。

それに石破内閣が衆参ともに大敗したおかげで、
立民と合併して新進党のようなものを再び作れれば
選挙を経ず首班指名で与党になれると。
公明党としてはそういう計算もあったのだろうと思います。

その件は国民民主党の玉木雄一郎が優柔不断すぎて
首班指名の多数派工作に失敗して高市総理が誕生したことで
計算が狂ったのでしょうけど。

一昨年の総裁選と違って、
武田良太等がいないことから
公明党は直接総裁選に介入をしていました。

「高市が総裁になるようなことがあったら連立を解消する」
暗にそう示す事を総裁選前から始め、
総裁選の最中も同じ警告を行っていました。

ですがこれでも万が一というときに備えて
公明党は立憲民主党と裏で話を進めていたということです。

さすがはコウモリと言われた政党。
こんな浮気までして
「俺様はうまく立ち回って常に美味しい位置を取れる」
そういう計算だったのでしょう。

ですが普通の日本人ならこういう筋の通らない裏切りをするような人は嫌いなんですよ。

ただでさえ、公明党が自民と連立を組んでから(組ませたのは小沢一郎)
自民党を支持していた宗教票の多くが民主党支持に回って長いというのに。

一方で立憲民主党の連中は
民主党政権の失敗を反省しない人達でした。
「これで選挙に勝って利権を手に入れられるのだからこれまでの組織票も従ってくれるはずだ」
そういう考えだったのだろうと思います。

2017年の総選挙で小池百合子人気に便乗して政権交代だ!
と本気で盛り上がっていたのが民主党の連中でした。

そのために党是としていた政策もすべてひっくり返して
民主党の連中が党を挙げて希望の党への入党手続を取りました。

かつての民主党は結党にあたって旧社会党の連中もまとめて合流しましたが、
村山富市や武村正義ら名前と顔が知れ渡っているド左翼を排除して結成することで
左翼ではない新しい党だと見せかける手を使いました。

小池百合子はかつての民主党結党時のフィーバーを再現しようと狙っていたのでしょう。
同じように特に左翼として名が知れ渡っていた菅直人らを排除しました。

希望の党は当初めちゃくちゃに支持率が高く、
有権者からの期待を集めていた瞬間がありましたが、
民主党の連中がまとめて入って乗っ取る事を狙ったため、
(実際に有田芳生などはトロイの木馬を暗に示すなどしていた)
希望の党の実態は民主党が看板を変えただけとなっていました。

「気をつけよう 希望の党も 民主党」

SNSの時代なのでマスゴミがどう誤魔化そうと
希望の党は単に民主党が擬態しただけだと、
その事実が広まった事もあって希望の党は一気に支持率急落し、
2017年の総選挙において惨敗しました。

2017年の失敗を考えれば、
選挙目的に平気で党是にしていた政策を放棄して
衆院選のためだけに衆議院側だけ看板を掛け替える行為がうまくいくとは思えませんでした。
(2017年の時も民主党は参議院の方は解党せず残していた)

民主党政権の失敗も、
「民主党政権は素晴らしい政権だった」
というように過去を書き換えてまで無かったことにするような連中が
自分達の過去の失敗を反省しない連中が、
学習能力を持っているはずがありませんでした。

おまけにこれまでは自民党が盾になっていたからなんとかなっていたものの
吸収合併された先の公明党は支持母体の宗教団体とともに
めちゃくちゃヘイトを溜め込んでいるのです。

案の定、これまで民主党~立憲民主党を支え続けてきた組織票の一部が逃げ出しました。

公明党の方もその母体となっている宗教団体の信者達が、
無条件に自分達に従ってくれるはずだと思っていたのでしょう。

ですが、四半世紀も自分達を敵扱いしてきた連中とあっさりと手を組んで
「これからは中道です。よろしくね」
というわけにはいかなかったようです。

腹黒いのが腹黒いのと組んで
お互いがうまくやったつもりになっていたものの
普通の日本人が嫌う卑怯な手口は
SNSが普及している今時の有権者には通用しなかった。
というのが今回の結果でしょう。

また、自民の悪口さえ言っていれば良い、国会でも邪魔さえしていればいい。
それでオールドメディアは特定野党がすごく良い仕事をしているかのように報じてくれる。

この手口にも有権者が忌避感を持っているように思います。

今回議席を減らしたところは基本的に「他の悪口を言っているばかり」の連中です。

また今回の選挙で公明党の支持母体の組織票だけでは
天下は取れないということも明らかになったと言ってよいでしょう。

これの100分の1以下の信者数と言われている旧統一教会が
どうして日本を操ってきたなんてアホな陰謀論を鵜呑みにできるのか。
鱸8とかの主張がいかに与太話かということも
改めて証明されたように思います。

立憲民主党組としては比例枠を公明党にまんまと利用され、
自分達は落選させられたという現実を我慢出来ない人も相当いるでしょう。

ですが中革連の中で内ゲバがあっても
すぐに分裂はしないのではないでしょうか?

これまで立憲民主党が国会でやりたい放題して
野党側の質問時間すら自分勝手にしてきたのは
立憲民主党が野党第一党という立場を悪用してきたからでした。

中革連から分裂すると立民系は21人の少数政党となり、
野党第一党ではなくなってしまうのです。

そうなると中革連としては
小選挙区で生き残った数少ない中から役員を選出して、
暫くの間やりくりする必要があるでしょう。

そして冒頭に取り上げた連合の芳野会長の
「中革連を批判するな」
に行き着きます。

下手に内ゲバで分裂すれば立民の転落だけでなく、
連合の組織票をまとめきれなかった責任論まで浮上しかねません。

かつての菅直人内閣や直近だと石破茂など、
責任から逃げ回る事を優先に立ち回るような人が
ちゃんとした結果を残せるなんてのはまずありえないのですけどね。

コメント

  1. opqs より:

    公明党系についてはうまく立ち回ったといったところでしょうか。党としては大敗ですが、派閥的には大勝利です。

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