かつてGoHooというウェブサイトがありました。
主にオールドメディアの誤報を検証する。
いわゆるファクトチェックを行って公表していたサイトでした。
そのGoHooの発起人だった弁護士の楊井人文氏が
今のマスゴミの世論調査について以下のポストを行っています。
このポストからわかることは
・NHKと時事通信は年齢補正をおこなわないためオールドメディアのアンケート電話に答えてくれる高齢層に偏ったものとなる。
・NHKと時事通信以外は有効回答者の年齢構成すら非公開
・データの中身についての非公開が当たり前すぎて参考にならない
と言ったあたりでしょうか。
質問のやり方や個別の質問内容、本当の母数などもわかりません。
当ブログの2011年3月1日の記事になりますが、
フジテレビが毎週出していた報道2001の世論調査で特徴的な動きがあったことを取り上げました。
当時の菅直人内閣の国民からの嫌われぶりはすさまじいものでした。
このため地方選挙があるたびにほぼ必ず民主党候補が大敗する状態でした。
ですが報道2001では民主党の支持率は放っておくと上昇傾向になり、
自民党支持率が急落するのです。
選挙で民意が示されてしまうためか、
地方首長選挙などで民主党系vs野党系の対決がある週に限って
自民党の支持率が急回復し、民主党の支持率がかくんと落ちるのです。
報道2001の世論調査でこの動きが繰り返されていました。
当時もオールドメディアは現在と全く変わらず民主党寄りで
報道しない自由やダブルスタンダードが繰り返し指摘されているような状態でした。
報道2001は民主党政権を支えるために支持率を盛っていたのではないか?
選挙がない週は誤魔化せるからと菅直人内閣に下駄を履かせていた。
選挙がある週は民主党候補がほぼ必ず負けているので下駄を外して実際の数字との乖離を小さくする。
そんなことをやっていたのではないか?
そう疑ったのです。
今の石破内閣も地方選挙で相変わらず負け続けています。
オールドメディアの世論調査で石破内閣の支持率回復が始まった後の
8月3日の横浜市議補選でも自民の候補が野党系候補にダブルスコア近い差で負けています。
もしオールドメディアが言うように参院選後から
石破内閣の支持率が急回復しているというのであれば
地方選挙でも引き続き大敗するような状況にはなっていないと思います。
衆議院選挙でも都議選でも参議院選挙でも大敗することで
石破内閣にノーの民意は示されています。
オールドメディアは石破の居座りを擁護しようと
石破内閣の支持率が急回復していることにしているのではないか?
この疑念を全く払拭できないと思います。
日本のオールドメディアは世論調査について
その質問のやり方等々含めて詳細を明かさないままなのですから。
さて、時事通信やフジテレビ等、複数のメディアによれば
森山裕幹事長は8月30日に鹿屋市で行った会合で
(大型選挙3連敗について)
「党を預かる幹事長として責任を感じる。どう立て直していくかを考えなくてはいけない」」
と言いつつ自身や石破の責任については言及しなかったとのこと。
またオールドメディアが
「石破内閣の支持率が急上昇!」
と一斉にやっていることを引き合いに出した上で
「国民の世論と自民党内の世論が乖離(かいり)しているとすれば、非常に怖いことだ」
と、自民党内で石破らが責任を取らないのなら総裁選を実施するという動きを牽制する発言をした上で
「批判を受けていることを『反省しなければいけない』と党が思うかことができるかが非常に大事だ」
「みんなで頑張っていくことが大事ではないか」
と発言したようです。
というわけで森山裕幹事長の言い訳と
ブログ主的ツッコミ。
・どう立て直していくかを考えなくてはいけない
→衆議院選挙に大敗してそこから全く立て直す方策の一つも出さず、
何もせず時間を浪費してきただけの人が今さら立て直しを理由に居座り続けようとする行為はニートが親に「これから仕事探す」と言って時間稼ぎするのと同じではないか?
・国民の世論と自民党内の世論が乖離している
→衆議院でも参議院でも石破内閣を拒否する民意が示されている。オールドメディアの発表する数字は民意ではないし、その数字の信頼性も低い。
・「反省しなければならないと党が思う事ができるかが非常に大事だ。」
→なんで急に全体の責任にして責任を誤魔化してるんですか?
・「みんなで頑張っていくことが大事ではないか」
→不記載問題を理由に党内の親安倍系の議員だけ非公認等の追加処分を行った(岸田や岩屋らの不記載事案は不問、二階派からの1200万円を不記載にしていた武田良太は公認など)上に選挙中も足を引っ張り、さらに選挙後も追加処分を行い、一部議員については復党させないと公言するなど党内で露骨な派閥抗争を続けておいて「みんなで頑張る事が大事だ」とはどの口が言うのか?
たとえば総裁選で党内左派を有利にするため、
右派の高市の足を引っ張るために
奈良県知事選挙でわざわざ分裂選挙に持ち込んで維新の山下真知事を誕生させたのもそうですが、
(高市の擁立した候補者が負ければ直後の総裁選でも高市にマイナス評価を付けやすいからか、わざわざ党本部側が奈良県連とは別の候補者を支援することで自民支持層の票を割ったのが森山裕)
党の利益を損ねようがおかまいなしで
党内で不要な対立を積極的に作って来たのが森山裕ですよ。
先日の参院選でも二階の世襲を妨害したからと
当選した望月議員を直後に自民党和歌山県連から除名させたり、
少数与党なのに衆院でも参院でも
自分が気に入らない議員にはさらに処分を追加したり、
自民への復党を絶対に認めないと宣言して復党を禁止したり、
党から除名したりと本当に目先の私怨を優先してきたのが森山裕ですよ。
その森山裕が今さらみんなで協力し合う事が大事とか言うのはさすがに呆れてしまいます。
そういえば左旋回の激しい稲田朋美が臨時総裁選に反対していることが報じられています。
石破内閣の支持率が上がっていることもその理由の一つにしていました。
【「これ、何なんだ」自民・稲田朋美氏、総裁選前倒しに慎重姿勢 旧安倍派の石破降ろし批判】
(2025/9/1 産経新聞)
LGBT法推進、夫婦別姓推進などなど、稲田朋美の左旋回ぶりはかなり激しいですからね。
その稲田朋美をバックにして自民党埼玉県議会で力を握っている田村琢実が

新たな公金チューチュースキーム作りが目的なのか、
「埼玉県子供留守番禁止条例」
なんてものを通そうとして騒ぎになり批判が殺到して
あわてて条例案を撤回したなんて事件もありました。
臨時総裁選挙の是非についての立ち位置で
その議員が支持すべきか支持すべきでないか、はっきりしそうですね。
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