手段を考えずやり過ぎれば必ず返ってくる

政治


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本日の記事の続きになります。

不記載問題などをマスゴミに叩かれて
なぜか岸田が派閥解散などという判断をしました。

今になって思えばこの意味不明な判断を行ったのは
岸田派以外を本当の解散に追い込んで
岸田派の影響力を拡大しようというものだったのでしょう。

岸田派も解散したはずなのに
先の総裁選では岸田は派閥として岸田派を動かしました。

石破を通して清和会潰しを完成させるべく、
今回の比例名簿不記載で当初は
清和会ばかり56人を非公認にしようとしていましたが、
麻生からクレームが付いた事に配慮して
非公認にする人数を少しだけ減らし、
あくまでも第一次公認ということにして追加公認をこれから決める
というところでお茶を濁しています。

中国、ロシアどころか中東情勢だって極めて危うい。
そんな状況でもコップの中の争いを優先させるのが宏池会。

岸田の大先輩、古賀誠が宏池会を率いていた頃は
自分がキングメーカーになろうと
谷垣を騙し討ちにして引きずり下ろしました。
しかしながら神輿に担いだ伸晃が頭が悪すぎて自爆をくり返し、
2012年の総裁選で安倍晋三に逆転勝利されて計算がすべて狂い、
古賀誠は政界引退を余儀なくされました。

国会議員を辞めてからもキングメーカーになろうと
裏で動き回っていたわけですが……。

ただし、宏池会が一方的な加害者というわけではありません。
古賀誠が派閥会長をやる前は堀内光雄が派閥会長でした。

堀内光雄は派閥を率いる身でしたが、
郵政民営化に反対し小泉純一郎(清和会)の郵政解散に際して離党。

小泉が立てた刺客候補と戦って当選し国会に戻ってきた
という歴史があります。

こういうのを宏池会の幹部の一族として見てきた岸田文雄からすれば
清和会を潰すという事は常に腹の中にあったのだろうと思います。

明らかに普通では取りえない最悪の選択肢であっても
政局がらみで岸田が最悪の選択肢を連発してきたことについては
「清和会を減らす、潰す」
という一つのストーリーの上に乗っていると考えると腑に落ちるのです。

そして今回の解散総選挙に於いての公認問題。
岸田文雄としてはこの大博打で
清和会潰しの完成させるつもりでしょう。

失敗して自民党が下野すれば
自民党は二度と政権復帰できなくなる可能性すらあるのですが、
これまで古賀誠、岸田文雄が宏池会を率いてやってきたことを考えれば
「理性的な行動よりも、少し先の事も考えず目先の派閥抗争、メンツが重要」
ということなのだろうと思います。

2009年の総選挙で自民党が負けた理由の一つに
石破茂らの内ゲバを見せつけられて
日頃自民党を支持していた層が呆れて大量離反した
という点が挙げられます。

今回の非公認問題についてはそうした事を一切考えず
マスゴミ報道に乗っかって清和会潰しに動いていると言えます。

少し先のことすらも考えずに派閥抗争を仕掛ける。
そこに理性的な思慮はない。

そう考えれば今回の非公認問題は
岸田派がこれまでやってきた軌跡からまったく外れていません。

そ先の総裁選ではマスゴミの求めるような追加の処罰はしないからと
まんまと騙されて石破に投票したバカもいるようです。

今回の選挙で清和会が消滅すれば報復はできないから問題ない
というところからこのような騙し討ちも行ったのだろうと思います。

大局を考えず低次元な派閥抗争を優先するような人は
「相手も同じ事をやってくるに違いない」
と考えてしまうので相手が死ぬまで攻撃をやめないものです。

しかし、それで下野すれば
立憲共産党を中心とした野党連立政権ですよ。

維新の会だってこれまでもことある毎に
立憲民主党と共闘をしようとしてきた政党です。

立憲民主党が18連休したり、
自分達でコロナ対策で開けと言った予算委員会集中審議で
桜を見る会の質問だけで時間を使い切った挙げ句に審議拒否をした
なんてことをくり返して評判が悪くなったので
立憲民主党はしれっと共闘で合意していたのを白紙にしただけです。

立憲共産党は日本の政党ではなく中共を宗主と仰ぐ
朝鮮半島の政党として考えるのが適切だと言えます。

立憲民主党の前身、民主党は結党時の目標の一つに
外国人参政権を掲げた政党でした。

つまり発足時から外国人のための政党だったのです。

主流はあくまでも日本社会党、
反日売国の政党であるという実態を隠すために
松下政経塾上がりばかりを積極的にテレビに出させていただけです。

ところが立憲民主党になってからは
似非保守による表面上の偽装をすることもやめて極左へ純化しました。

2009年の悪夢の民主党政権の時は
国民新党の亀井静香というストッパーが存在しました。

彼が夫婦別姓、外国人参政権、人権擁護法案など
民主党が本当の目的としてきた政策を止めていたために
野党側に審議時間を与えずに強行採決10連発などをやっていた
当時の民主党政権でもこれらの法案が成立することがなかったのです。

そして2010年の参議院選挙で民主党が負けて
参議院での過半数を失ったことで
これらの壊国、売国的法案を通すことができなくなりました。

今度立民が政権を取る事になれば、
ストッパーは存在しないでしょう。

クルド人問題などのエセ難民問題、
2030年代までひたすら値上がりし続けていく予定の電気代、
反社などがNPOに看板を掛け替えて公金チューチューする問題、
民主党政権が残していった負の遺産です。

公金チューチューについては公明党が全力で乗っかってさらに悪質に拡大させていると言えますけど。

選挙はクソの中から少しでもマシなクソを選ぶ罰ゲームのような作業です。

感情的になって使い物にならない政党もどきなどに投票しても
それは回り回ってマスゴミをバックに付けている反日政党の伸張を
側面から支援する形にしかならないでしょう。

今度の総選挙では高市早苗への応援演説依頼が殺到しているようです。
総裁選でまんまと騙されて石破に投票してしまったと
後悔している議員達もいるようですから、
そうした候補者達が国会に戻ってくることが出来れば、
石破もその背後の岸田派も党内で孤立して全く守ってもらえない立場に変わります。

特に今回のことでは石破に投票した人達のリストがSNSで拡散されるなど
味方にしたら頼りないがネガキャンをさせたら面倒くさい人達が
岸田派を中心に敵視して燃え上がっています。

岸田の仕掛けた裏切りによって
麻生や高市など集客力のある有力な応援弁士も
岸田派の応援は消極的になるでしょうし、
何よりも応援演説を依頼する方も岸田派だと依頼しづらいでしょう。

岸田文雄ら岸田派や石破派の議員達に応援を頼んだところで
効果が期待できないと思っても
派閥の都合上配慮せざるをえないと考えてしまう人も出るでしょう。

岸田の仕掛けた後先考えない大博打は
岸田派以外が増えてしまうと
岸田がキングメーカーとして党内に君臨する野望どころか
岸田と岸田派が孤立するリスクがあります。

騙されたと内情を暴露する議員もすでに出ている事を考えれば
岸田の思惑通りに進むとはとても思えません。

何事もそうですが、
やり過ぎればかえって敵を増やす事になるものです。

ですが目先の派閥抗争しか考えられない岸田と岸田派には
そのようなことを考えて助言できる人すら居ないのでしょう。

今回の選挙で自民が与党に踏みとどまれば
かえって岸田派の孤立に向かっていくように思います。

総裁選に勝ちさえすればいいと考えて
他派閥の議員を騙してまで石破に投票させたりしたのです。

仲間に平気で嘘をつくような連中の集まっている派閥。
この事実が広まることは岸田派にとってマイナスにしかならないでしょう。

岸田の仕掛けさせた大博打は
手段を選ばなすぎたことで
最終的にはどうやっても岸田と岸田派に跳ね返ると思います。

セコい卑怯な手を使って一時的に勝ちを得ても
かえって自分の首を絞めることになっていく。
そういうのは歴史上でくり返されてきた話だと思います。

コメント

  1. 「やり過ぎると自分達に返って来る」一方の野党にその自覚は…ブーメラン食らってばかりなので言う間でも無いでしょう。

  2. マッチ、ポンプならぬマッチ、松明ではないか?もともと記載さえしていればなんの問題もなかった事案をマスコミが大騒ぎし岸田が火をつけ石破が松明に点火大きな火にしている構図ではないかマスコミ、野党の思う壺、いまさら裏金という名称もおかしい。

  3. >感情的になって使い物にならない政党もどきなどに投票しても
    感情的な代表、何でも知ったかぶり事務総長、総理になりたい共同代表の日本保守党の事だと思ってしまいました。
    比例3位の代表は無理でも、事務総長と共同代表が当選したら代表争いで内紛が始まりそうです。
    今まで動画配信と予告した街宣以外に碌な政治活動をしていなかったので、SNSで盛り上っているほど甘くないと思います。

  4. 石破首相誕生報道に関して、こうも違う見出し記事

    ①・日本経済新聞ー「石破茂氏の推薦人一覧 自民党総裁選2024」

    ②・毎日新聞ー「石破茂・自民党新総裁 
    誕生を支えた推薦人細野豪志氏ら20人」

    その20人ー(2回とも石破に投票した議員/所属選挙区省略/推薦人のみ)
    岩屋毅/赤沢亮正/泉田裕彦/伊藤良孝/小里泰弘/門山宏哲/平将明/
    橘慶一郎/田所嘉徳/谷公一/富樫博之/長島昭久/細野豪志/村上誠一郎/
    八木哲也/保岡宏武/青木一彦/藤井一博/舞立昇治/山田俊男

    • 訂正

      伊東良孝。

  5. 党内抗争も、
    それ自体「日本と日本国民の為の主義主張の違い」なら結構なのですが
    岸田目や、その配下の者たちの思惑が
    各々個人の腹の中は知る由もありませんが
    党内抗争という面以上に
    「清和会潰し=保守派一掃」が目的なのか、抗争なのか
    色々と深読みしてしまいますね。
    自民党内の左側にとって、清和会支持層の保守派(というより限界系)は
    ある意味、自分らを攻撃するパヨちんみたいなものでしょうから
    岸田、或いは宏池会が「ヤリたい」政策の邪魔になっているのでしょう。
    何故、パヨちんに抵抗せず、右の限界を敵視するのでしょうね。
    考えられるのは裏にある
    昔の「旧社会党らとの談合馴れ合い政治」の復活でしょうか。
    この流れからすると
    自然に全体が左側へ流れて行くように感じます。
    「対共」から「社会共産主義」への移行は
    どうやら世界中でジワジワと広がりつつあるように感じます。
    それは「自由の国」と呼ばれるアノ国も同様のようで
    このような対立が、もっと大きな規模で起きていると感じます。
    「新しい資本主義」などと宣いながら、実際は「社会主義」という
    岸田目論も頷ける気がします。
    保守派と見られていた一部議員などが
    挙って左側の政策を推進していたのも、ナニカありそうな気がしてましたし
    …と言っても、所詮集団団体の中の個々の思惑だけに
    あくまでも妄想の範囲を超えられませんけど。
    このままでは、実に危険な事だけは確かだと思います。

  6. >岸田派も解散したはずなのに
    >先の総裁選では岸田は派閥として岸田派を動かしました。
    最低!
    嘘つきと言われて当然の悪行ですね。

    >目先の派閥抗争しか考えられない岸田と岸田派
    自民党内の悪夢(地獄)の民主党みたいなものですね。
    石破系列が自民党内の立憲共産党かな?
    ガースー系が自民党内の維新みたいなもんですかね?
    あ…これだけでも野党なんて無駄な存在でしかないんですよねぇ~…

    >最終的にはどうやっても岸田と岸田派に跳ね返る
    火を見るよりも明らかでしょう。
    多くの人はこのブログに来るような程政治に関心などありませんからね!
    投票直前にざっとメディアを見て判断するくらいの人が圧倒的多数でしょう。
    これに投票率も下がってとか色々と重なると非常にまずいなと感じます。
    今回の解散は想像以上に危ういと感じています。
    こんなのに巻き込まれて岸田良かったとか言ってられる勢力の神経が信じられんよ!

    珊瑚は大切に!ぱよぱよち~ん!

  7. 岸田が自分や、自分の派閥の事しか考えてないことは今までの行動からも感じていましたね
    小西文書の時も「ライバルが減ったらいいな」と言わんばかりの突き放し・放置ぶりでしたし
    マスゴミへの迎合ぶり、八方美人コウモリ外交からも、国や国民のことなんてどうでも良く、我が身可愛さしか無いんだろうなと思ってました

    • 小西文書では総務大臣に差し込まれた文章 だとすぐに認めさせれば解決してた話ですもんね。 あの辺り やっぱり 岸田の性格の悪さ だったんでしょうね

  8.  興味深く拝読しました。

    > 清和会を潰すという事は常に腹の中にあったのだろう

     岸田にとって、「安倍晋三」という存在はどういう存在だったんだろう?と思いました。安倍氏は岸田を外務大臣に据えていたことから、ある程度信用していたんだと捉えていました。岸田もある程度信頼を寄せていたのではないか、と。
     ただ、そこは「安倍への信頼」一色というわけではなく、岸田の中に濁った色がずっとあり続けていて、安倍亡き今、漸く動いたということなんでしょうかね。

     先般の総裁選、菅氏の進次郎寄りな態度しかり、「あれ・・・あなた安倍を支えて日本をどうにかしたいと思っていたんじゃなかったの?」と疑問を呈す動きが多く・・・。安倍という磁力は永久磁石じゃなかったのか。

  9. こんばんわです

    亀井静香氏で思い出しましたが、野田政権の時に国民新党は綿貫らに割られて政権を追い出されてましたよね。よくよく考えれば、数々の売国法案を通せなかった原因でもある亀井氏を追い出す為、野田佳彦が割らせたのではないかと今にしては思えます。

    閣議決定まで行った『日本人弾圧法案(俗称:人権救済法案)』の際も、国家公安委員長だった松原仁氏が海外出張中で居らずストッパーとなってた亀井氏も居ない状況でした。

    これらを考えたら、野田佳彦という男は鳩菅以上に危険な人物であるという事ですね

  10. 今晩は。
    第2部の投稿、お疲れ様です。
    安倍晋三元総理がトップだった頃の自由民主党は、比較的党内が安定していたようにも見えます。
    外部の攻撃対象が、安倍さんやその周囲の議員、そしてブレーンが主だったので、他の派閥がまともに攻撃を食らうことはありませんでしたからね。
    まあ、彼らの本音としては「安倍派は安倍ごと早く潰れてしまえば良いのに。」と思っていたでしょうし、石破茂総理や村上誠一郎総務大臣のように口に出していた人もいましたしね。
    それでも潰れなかったのは、安倍さんには国民からの根強い人気と支持があったからだと思います。
    だから安倍さんには中々逆らえない状況下にあったのだと思います。
    安倍さんが総理退任後も一定の影響力を保持していたので、菅義偉元総理も岸田文雄前総理も下手な動きが出来ませんでした。
    それでも岸田さんは、自分の色を出そうと動いていましたが、安倍さんに咎められたのだと思います。
    安倍さんの死後、「官邸主導」を「安倍一強政治」の象徴として全否定し、官僚と同調、癒着といった古い体質、即ち「官僚主導」に戻ろうとしています。
    もう少し突っ込んで言えば、「国民本位の政治」ではなく、「官僚本位の政治」に戻そうとしているのです。
    とは言え、自由民主党内にはそれなりに有能な政治家がいますので、今回の衆議院選挙で議席を減らせど、過半数は確保出来るのではないかと思います。
    (石破総理は自公で過半数というかなり弱気な事を言っていますが…。)
    それだけ野党に政策通が不在で、出来る事はマスコミの口車に乗っかかり、与党議員を罵倒する事か、議会をサボる事だけですからね。
    野党議員は「そんな議員なんていらないでしょう」って、国民からそっぽ向かれている事にいい加減に気付くべきではないでしょうか。
    もしそれが出来なければ、新たな勢力を台頭させるだけになりますよ。

  11. 立憲の梅谷議員、何ら恥じる事無く今回の選挙に出馬するようです。加えて連合が推薦したのですから呆れて物も言えません。こんないい加減な労組に組合費を払うなど金をドブに捨てるようなものです。

  12. 二本目のコメントです。
     
    > 「理性的な行動よりも、少し先の事も考えず目先の派閥抗争、メンツが重要」
    結局組織自体を毀損する行動と思考のパターンだと思います。

    >今回の非公認問題についてはそうした事を一切考えず
    >マスゴミ報道に乗っかって清和会潰しに動いていると言えます。
    マスゴミに迎合していると、マスゴミからの難癖や要求は延々と続くことになるでしょう。キッパリ遮断しない限りエンドレスです。清和会だけで済むわけないですね。

    >岸田の仕掛けさせた大博打は
    >手段を選ばなすぎたことで
    >最終的にはどうやっても岸田と岸田派に跳ね返ると思います。
    「挙党一致」や「党内融和」には程遠い状況ですね。
    跳ね返ったらいいと思いますから、党から圧迫されている候補者を応援したい気になってきますね。

  13. > 中国、ロシアどころか中東情勢だって極めて危うい。
    そんな状況でもコップの中の争いを優先させるのが宏池会。
    .何を目指してその景色を眺めているのか。

    > 2009年の総選挙で自民党が負けた理由の一つに
    石破茂らの内ゲバを見せつけられて
    日頃自民党を支持していた層が呆れて大量離反した
    という点が挙げられます。
    .呆れられた御仁が国のトップに。どうやら自民内の権力闘争やってる人達には、自民支持者の動向は見えていない様子です。置いてけぼりをくらう自民支持者が不憫でなりません。

    > 大局を考えず低次元な派閥抗争を優先するような人は
    「相手も同じ事をやってくるに違いない」
    と考えてしまうので相手が死ぬまで攻撃をやめないものです。
    .この程度の人間が国政に迸っちゃってる世も末感。

    > 総裁選に勝ちさえすればいいと考えて
    他派閥の議員を騙してまで石破に投票させたりしたのです。
    仲間に平気で嘘をつくような連中の集まっている派閥。
    .岸破路線は、嘘と筋違いをモットーにしているとしか感じられませんな。官僚主導とはこうなのか。

    毎日の学べる更新をありがとうございます。

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